先日、くらふとやの「隠れ庭」の壁に使う板を、ベンガラで色付けしました。古い家を少しずつ手入れする日々の、今回の作業記録です。
ベンガラという顔料
ベンガラは、酸化鉄を主成分とする赤色系の顔料です。古くから建築物の木部などの着色に使われてきました。今回も、その色を隠れ庭の壁に取り入れることにしました。
焼酎と豆乳で、塗料づくり
今回、ベンガラを溶くときに使ったのは、焼酎と豆乳です。「塗料づくりに食品を使うんや」と、なんだか不思議で、おもしろく感じました。

食べ物や飲み物として見慣れた材料が、板に色を付けるための材料になる。その意外な組み合わせに、作業をしながら興味が湧いてきます。板に色を重ねていく時間も、隠れ庭づくりの楽しみのひとつです。

板を干していたら、とっくりのような巣が
塗り終わった板を干していたとき、偶然見つけたのがスズメバチの初期段階の巣でした。形がまるで小さなとっくり。こんな形をしているんやなぁと、思わず目が留まりました。

とはいえ、これ、中身が残っていたら笑えません。蜂がいたら怖かったと思います。幸い、今回はすでに放棄された巣で、中が空っぽであることを確認できました。空でよかった、とほっとしました。
隠れ庭づくりは、少しずつ
古民家では、作業の途中にも思いがけない発見があります。予定していた板の色付けから、まさかの巣との出会いまで。そんな一日も、くらふとやを育てていく記録のひとつになりました。
古いものを活かしながら、自分たちの手で少しずつ場所を育てる。隠れ庭づくりも、まだまだ続きます。また続きをご紹介します。


